大学受験に備えて英語資格検定対策をされたい学生の方へ
大学入試に備える 英語・資格試験(外部試験)の受験
グローバル化が進むなかで、実用的な英語力を身につけることが重要になってきています。
そのなかでも、一旦は中止になりましたが、「大学入試英語成績提供システム」の導入は特に大きな変化といえるでしょう。
中止になったとはいえ、将来的に導入される可能性が大変高い「大学入試英語成績提供システム」は、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4つの技能が評価される英語資格試験の結果(スコア)を入試試験の一部として取り入れるものです。
大学受験の外部試験で認められている資格・試験ではこの4技能が評価されるため、大学入試に向けてこれらをしっかりと身につけておく必要があります。
大学・学部により、利用できる外部試験や、配点方法が異なります。
例えば、英検2級に合格していることが出願条件として求められていたり、英検2級に合格していると、加点の対象となったりします。
また、高校3年の時に受験したものが有効となりますが、テスト慣れをするため、それよりも前の時点で試験を受けておくのもよいかと思われます。
外部試験として認められている資格試験
1)英検
2)TOEFL iBT
3)IELTS
4)GTEC
5)TEAP
6)TEAP CBT
7)ケンブリッジ英語検定
受験できる地域や時期は、各資格試験により異なります。受験料も25,000円程度かかる試験もありますので、お住まいの地域や、受験ができるタイミングなどを調べたうえで、どの資格試験を受験するのか絞った方がよいでしょう。
上記資格試験のなかでも、広く知られているのは英検でしょう。
英検の場合、従来の試験以外にさらに英検CBT、英検SCBTの2種類があります。
受験する大学によって、従来の英検が認められる場合もありますので、受験される大学の入試要項をご確認ください。
英検CBTと英検SCBTの違い
従来の英検の場合、内容は一次試験(筆記)、一次試験の合格者が受験できる二次試験(面接)と2日に分かれています。
英検CBT、英検SCBTは、「大学入試英語成績提供システム」に対応するためのテストで、4技能全てを1日で受けることができるコンピューターテストです。
両者の違いとしては、CBTは全国15都道府県(2020年度)で実施されますが、SCBTは全国47都道府県で実施が予定されていることなどが挙げられます。大きな違いとしては、ライティング試験が CBT→キーボード入力、SCBT→手書きとなっています。
英文を書く際には、キーボード入力する事に慣れていない方は、手書きのSCBTの方が、本来の力を出す事ができるといえます。
英検の日程や、受験ができる地域などは、英検の公式HPでご確認ください。
英検対策にオススメの勉強法
英検2級:英語で日記を書く
英検の筆記試験には、自身の意見を英作文するパートがあります。それに対応するには、普段から「英文を書く」ことに慣れる必要があります。
小さな出来事でもよいので、書く癖をつけ、場合によっては主語を変えて受け身で文章を作成してみたりと、英文を作る練習を重ねましょう。
英検準1級:新聞を読む
準1級も同じく、英作文の出題があります。
1問に対する配点の大きさからも、しっかりと押さえておきたい英作文。
出題の内容は「少子高齢化に関してどのように思うか」「日本の教育制度の改善の有無」など、日本語で答えるのも難しい課題が出題されます。
それに対応するには、まずは新聞を読み、時事問題、環境問題等を理解し、ある程度自分の意見が言えるように準備しておく必要があります。
英字新聞などで英語のメディアで情報を収集しておくのも一つの方法です。