英語でがんばれ


日本語では一言で済むのに、英語ではシチュエーションに合わせて表現を変えないといけないというフレーズがあります。

その一つ「頑張れ!」
スポーツの声援で「●●さん、がんばれー!」
部下を鼓舞するときに「頑張れ!」と応援したり、
自分自身に「今日一日もがんばろう!」なんて使ったりしますよね。

日本語で応援するときには、「ファイト!」なんて声を送ったりもしますので、
「頑張れ」=Fight
と思いがちですが、Fightでは「喧嘩」「戦い」「努力する」という意味になり、日本語の『がんばれ!』の意味では通じません。

そこで、今回は、いろんな頑張れを紹介したいと思います。

●You can do it!
あなたならできるよ!

躊躇しているときにこのように言われたら、「私はできる!」ととても前向きになるフレーズですね。
 
●You can make it
うまくいくよ!

先に出てきた、You can do it. と似ていますが、You can make itは、すでに何かへのチャレンジをスタートさせていて、それを成し遂げることが「あなたならできるよ」「うまくいくよ!」 と励ますときに使います。

●Good luck
幸運を祈るよ

就職、転職をしたとき、なにか新しい事を始める時など、うまくいくことを祈っています、という気持ちを伝える時によく使われます。

●Do your best!
最善を尽くしてね

Do your bestはGood Luckのように新天地でこれから頑張る人に向けて使うフレーズではなく、すでに何かトレーニングなどを積んで、それを発表する、試合に出る時など「ベストを尽くして頑張ってね。」 の時に使う頑張ってねフレーズです。

また、I did my best. のように「ベストを尽くしました」 と過去形で使う事もできます。

●Go for it!
頑張って

直訳をすると、「(目標に)向かって行け!」 となります。
一生懸命頑張っている人を応援する時に、
 
ちなみにこの”go for it” 応援の時だけではなく、何かする事を躊躇している人に「やった方がいい」とすすめするとき、人に何かを勧めたりする時の「どうぞ」と伝えたい時にも使えます。
例)
A: I’m thinking about starting my own business, but I’m not sure if it would be better than working for a company.
自分の会社を持ちたいんだけど、職に就いたほうがいいか悩んでいるんだ。

B: Why not, go for it.
なんで、やってみたほうがいいよ。

●Keep it up!
この調子で頑張って!

Keepは今ある状況を保ち続ける(継続する)という意味があります。
そのため、”keep it up”には、すでに何かを行っている人を「このまま頑張って!」 と応援するときに使います。 

●Hang in there!
頑張れ! 踏ん張れ!

Hangは「ぶら下がる」「吊るす」という意味があります。
Hang in there. で落ちそうになる状態を耐えろ! 負けるな! の意味があります。
そのため、現在、困難な状況に面しているとき、奮闘しているときに送るフレーズです。