道を尋ねる

最近はインバウンド効果で海外からの観光に来られている方に道を尋ねられて、どのように説明したらよいか悩んだ方も多いのではないでしょうか。
海外の場合、道に名前がついていることが多く、『Main StreetとGeorge Aveの交差点を右に』と説明ができますが、日本では道に名前がついていなかったり、名前があっても説明する相手が道の名前が分かっていなければ、ランドマークなどで道順を説明する必要があります。

今回は、道順を尋ねる時、そして尋ねられた時に応える時に使える英語フレーズの紹介です。

・道を尋ねる時
すいません、英語は話せますか?
Excuse me, can you speak English?

〇〇への行き方を教えてください。
Could you tell me how to get to 〇〇?

〇〇はどこにあるかご存知ですか?
Do you know where 〇〇 is?

ついてきてください。お連れします。
Please follow me. I will take you there. / I will show you.

すいません。この地域を良く知らないんです。(その地域に不慣れだった場合)
・I’m sorry. I’m not from here.
・I’m not familiar with this area. [familiar : なじみがある]

・道順を説明する表現方法
道沿いにまっすぐ行ってください。
Go straight along the road.

〇〇が右に見えるまでまっすぐ行ってください。
Go straight along this road until you can see 〇〇 on your right.

道沿いにまっすぐ行って、〇〇を通り過ぎてください。
Go straight and past 〇〇.

この道をまっすぐ行って、〇〇の角を右に曲がってください。
Go straight and turn right at 〇〇.

横断歩道を渡ってください。
cross the crosswalk.

目的地は〇〇の道を渡った所にあります。
目的地 is across the street from 〇〇.

例) It's across the street from TAKASHIMAYA.
(それは、高島屋から道を渡った所にあります。)

交差点を〇〇の方向に渡ってください。
cross the crossing towards to 〇〇.

二つ目の信号を左に曲がってください。
Turn left at the second light.

地下に下りてください。
Go underground.

階段が見えてきますので、その階段を上がってください。
You’ll see the stairs, go up the stairs.

目的地は、〇〇の隣にあります。
目的地 is next to 〇〇.
(日本語の場合、「隣にあります」だけではなく、「目的地は○○の向こう側にあります」という説明の仕方もありますが、英語の場合、”目的地 is next to ○○” で表現します。)

〇〇の向かいにあります。
目的地 is across 〇〇. (道を挟んで向かい合っている場合)
目的地 is front of 〇〇. (建物などが向かい合っている状態の場合)
*in front of は道を挟んで向かいあっている状態でも使えますが、「道を挟んで」のニュアンスは含まれず、単に正面にあります、という状況を説明しています。

〇〇の近くにあります。
目的地 is near 〇〇.

徒歩5分程度です。
It is about a 5 minute walk. / It is about 5 minutes by foot.

・公共交通網を利用する場合
〇〇線に乗って、3つ目の駅で降りてください。
Take 〇〇 line and get off at the third station.

〇〇線に乗って、梅田駅で▲▲線に乗り換えてください。
Take 〇〇 line and change the train at UMEDA station to ▲▲ line.

・American English と British Englishの1階の違い
アメリカン・イングリッシュでは地下鉄の事を"subway"、ブリティッシュ・イングリッシュでは"underground"と言うのように、同じものでも単語が違ったりすることはご存知の方もおられると思います。

道案内をするときに気を付けたいのが、建物の階の数え方の違いです。
American Englishも日本語と同じで1階の事を “First Floor” と言いますが 、British Englishの場合、1階は”Grand floor” と言います。
そして、2階を “First Floor” 、3階を“Second Floor” と言います。



イギリスのエレベーターでは、1階はGrand Floorの ”G” 、2階が “1” のボタンになっていますので、目的の階への押し間違いにご注意を!