begoingtoとwill
同じ未来を表す表現なのに、be going to と will をどのように使い分ければいいの?
と疑問に思われた方、多いのではないでしょうか。

下記の2つのケースの場合、be going to, will どちらを使って「映画を見る予定」を表現しますか?
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Aさん:今週末、ドラえもんの映画がテレビであるねん。
観ようと思って。めっちゃ楽しみ。
Bさん:そうなん。話題になってた映画やんな。
Aさん:せやで、土曜日の21時から放送やし。
Bさん:ちょうど、予定ないし私も観ようっと
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まず、最初のAさんの「映画を見る予定」は、Bさんと会話をした時点で、既にドラえもんの映画を見る、という予定を立てていますね。

そのように、その時点ですでに予定が立てられていたAさんの場合には be going to を使い

”I am going to watch DORAEMON tonight.”

となります。

対して、Bさんの様に、その会話が行われている時点で決めた事に対しては will を使い

“I will watch DORAEMON tonight.”

となります。

そのため、未来形を表す表現でも、以前から予定が立っていることが不自然なシチュエーションでは be going to を使う事ができません。

“It is getting cold. I will turn off the air conditioner soon.”
「冷えてきたね。もう少ししたら、エアコンを切ろう。」
(be going to を使うと以前からエアコンのスイッチを切る予定が立ててあることになり、不自然なニュアンスになります。)

〇現在進行形で表現できる未来
Be going to や will を使わずに、現在進行形(be動詞 + 動詞ing形)で未来を表現する事も出来ます。

それは、ほぼ間違いなくそのことが近い将来に起こりうる場合になります。

例えば、日本でも日常的に良く耳にするのが、電車の車内放送で
We are soon arriving at Umeda station.
もうすぐ、梅田駅に到着します。

日常生活で使えるフレーズとして:
Aさん:Dinner is ready! (晩ご飯できたよ!)
Bさん:I am coming!   (今、行きます!)



〇willとよく一緒に使われる頻度を表す単語
未来の行動を表すwillとよく一緒に使われるのが、probably, maybe などの頻度を表す単語です。

今晩、この本を多分読みます。
I’ll probably read this book tonight. 
→読む確率80%(おそらく)

Maybe I’ll read this book tonight.
→読む確率50%(多分)

100%読む、絶対読む、マジで読む、と言いたい時は、
I’ll definitely read this book tonight. 

頻度を表す単語がついていない場合:
I’ll read this book tonight.
は、「私! この本を今晩読みますよ!」という強い意思表示のニュアンスを表す時にも使えます。

ちなみに、be going to は過去の時点から予定している事柄を表しますので、頻度を表すprobably, maybe などと一緒に使う事はしません。

頻度を表す単語を一緒に使う事によって、より細かな意味を伝える事が出来ますので、是非使ってみてください。