直訳で「人にバターを塗る」という意味になる “Butter someone up” ですが、butterはトーストなどに塗って美味しいあの ”バター” の事です。


意味は、
・おべっかを使う
・ごまをする
・機嫌を取る

例文)
●She wants her boyfriend to clean the yard, so she’s trying to butter him up.
彼女は、彼氏に庭の掃除をしてもらおうと、彼氏をおだてている。

●Stop buttering me up!
おべっかを使うのはやめてよ。

類義語として、
●Suck up to
He sucks up to his boss.

●Brown-nose
He is brown-nosing his boss.

He is a brown-noser.
のように語尾にerをつけて、「ゴマをする人」という形で使う事も出来ます。

この”brown-nose” (茶色い鼻)ですが、
おべっかを使う相手にたいして、「お尻にキスをする」(それほど卑屈になれる)というところから来ているそうです。
どういうことかといいますと、お尻にキスをすると、鼻にウ〇チがついて、鼻が茶色になる、という意味が含まれているのだそうです。

由来にインパクトがあるので、覚えやすい慣用句ですが、由来が由来なので、ネガティブ(機嫌取りだから嫌いだ)なニュアンスを含みます。
軽く「ごますって~!」と言いたい時には、"butter someone up" を使ったほうが無難ですね。