a memory like an elephant's

日本語でも、「猫のひたい」「鶴の一声」など動物が慣用句に使われている事がありますが、英語でも動物が使われていることが結構あります。

そんな中から、今回は、A memory like an Elephant’s を紹介します。

A memory like an Elephant’s
直訳:象のような記憶

象はとても記憶力が高いと信じられていた事から、「大変記憶力が良い」という意味になります。

You have a memory like an elephant’s.
と使います。

逆に「物覚えが悪い」という意味の慣用句もあるのですが、elephantの代わりに何が使われると思いますか?

a memory like an elephant's
A memory like a sieve.
Sieveは 『ふるい』 の事を言います。

お菓子を作る時など、小麦粉のキメを細かくするために使う『ふるい』です。
日本語だと、『ふるい』ではなく『ざる』を使って、「ざるようのような記憶力」と言ったりしますね。
『ふるい』や『ざる』ですくおうと思っても、穴から抜け落ちて、残らないぐらいの記憶力というニュアンスですね。

他にも、A memory like a goldfish. 直訳:「金魚のような記憶力」で、同じく忘れっぽい人の事を表現します。

例え方が日本語と似ていないと、覚えるのは少し大変ですが、「記憶力が良い」と「記憶力が悪い」をセットであれば、覚えやすいと思いますよ。


象を使った慣用句 “the elephant in the room”とは