TOEFLってどんなテスト

TOEFL"Test of English as a Foreign Language”の略で、アメリカの非営利教育団体“Educational Testing Service (ETS)”が大学など教育機関への留学を希望する際、その環境で求められる英語能力を十分に満たしているか測定する事を目的として作成・運営を行っています。
現在ではアメリカ、カナダをはじめ英語圏の教育機関への入学基準として採用されています。
また、最近日本国内でもTOEFLスコアが大学の出願条件であったり、入試の際に優遇されたり、学内の単位認定に採用されることが増えてきています。

TOEIFL
受験に関して
日本国内で受験ができる一般的TOEFLは「TOEFL iBTテスト」と呼ばれ、TOEFLのテストセンターのコンピューターを使い、インターネット形式で受験をします。

日本では土日を中心に実施されています。
テストの日程、会場は、TOEFLテスト公式Webサイトから検索ができます。
https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/centers_dates.html

申し込みの際には、テスト当日に有効期限内の身分証明書が必要となります。
身分証明書としてパスポート以外を使う場合には、規定のIDから2点準備する必要があります。
例)学生証 & 運転免許証 (日本国籍者のみ)

受験の申し込みを行うには、事前にETSのアカウントページを作成する必要があります。
アカウントに登録する氏名は、受験当日に持参する身分証明書と同じ氏名(スペル)の必要がありますので、入力には注意が必要です。
https://v2.ereg.ets.org/ereg/public/jump?_p=TEL

テストの申し込みはインターネット(ETSアカウント)、電話からの場合はテスト受験日の7日前まで、郵送の場合には4週間前必着となります。

*受験料 :US$235 = 約24,700円 ($1=¥105の場合)



スコアに関して
TOEFLは4つのスキル(Reading、Listening、Speaking、Writing)ごとに出題され、スコアはそれぞれ0~30点、合計0~120点で採点されます。
有効期間は、テスト日より2年間


試験内容
Reading 54~72分 
自然科学、社会科学、芸術など学術的な分野から、各約700語の長文読解問題が3または4つ、それぞれ10問出題されます。

選択肢から正しいものを選んでクリックする形式で、文章に書かれている内容と合っているものを選ぶ問題や、文章の挿入位置を選択する問題、同じ意味の単語を選択する問題などが出題されます。

Listening 41~57分
講義と会話の2書類の問題で構成されており、大学の講義や、大学生活に関する会話から出題されます。
・会話 2~3題(1題 約3分、5問)
・講義 3~4題(1題 3~5分、6問)

10分間の休憩

Speaking 17分
コンピューターのマイクに向かって解答を述べる形式で全4問出題されます。
Independent Task 1問
出題されるトピックに関して、自身の意見を45秒間で述べます。 準備時間は15秒間与えられます。

Integrated Tasks 3問
Readingを行った後、同じトピックに関してListeningを行い、それらから得た情報を総合して1分間のスピーキングを行う問題が2問。
音声が流れた後、1分間のスピーキングを行う問題が1問出題されます。
解答時間はいずれも60秒間。
解答時間は1分以内と短い時間ではありますが、準備時間もそれぞれ30秒、20秒と短く、何を話そうかとゆっくりと内容を組み立てる時間はありません。そのため、Listeningで流れる音声の内容のポイントをメモしすぐに述べられるようにする必要があります。

Writing 50分 
Integrated TaskとIndependent Taskの2問
解答方法はタイピングで行います。英文作成はできても英文のタイピングに慣れていないと不利になりますので、普段からタイピングの練習を行っておくことが大切になります。

Integrated Task (20分)
Speakingと同じように、最初にあるトピックに関してReading を行い、その後同じトピックの音声を聞いたうえで要約をする問題です。

Independent Task(30分)
Independent Taskはエッセイを作成します。
あるトピックに関して自身の考えを書く問題や、賛成するかしないかの意見を書く様な問題が出題されますが、どの問題でも内容がぶれないように一貫性を持ったエッセイの作成が必要となります。



最後に、良い環境で受験しよう!
TOEFLは受験環境が、テストセンターにより多少異なる場合があります。
それぞれブースに分かれてはいますが、ブースの分け方や、他の受験者との距離により物音が気になり集中しづらい環境もあります。
テスト環境が気になる場合は、受験者からの口コミが投稿されているサイトもありますので、参考にしてみるのもよいでしょう。