癖を英語で表現する

意識をしていなくても、思わずやっちゃう癖、ありませんか。


日本では行儀が悪いとされる癖もありますが、欧米では受け取り方が多少異なる事もあります。

舌打ち
イラっとした時に「チッ!」っとやってしまう舌打ち。
英語では、

tut-tutting 

"タッ・タッティング" と発音します。
舌打ちの「チッ」「チェッ」という音を表現しています。

He didn’t like a present he’s got and he gave a tut-tutting.
彼はもらったプレゼントが気に入らなかったので、舌打ちした。


日本では、舌打ちはあまり行儀がいい物ではありまんが、欧米ではとても近い友人、家族内など、近い関係の人には失礼な行為に当たりません。
また、自分自身の失敗に対して舌打ちするのも許容されるようです。


貧乏ゆすり
座っている時などに、膝から下を細かくガクガクと動かし続ける、貧乏ゆすりですが、
英語の表現では単に「膝を揺する」と表現します。

knee shaking
shake = 揺する
knee= 膝

また、fidget という単語は「落ち着きない様子」「ソワソワ」「せかせか」「もぞもぞ」している様子を表します。

Stop fidgeting!
そわそわするのを止めて!


癖を英語で表現する
指先でテーブルなどをトントンと叩く
日本人であまりこの所作をする人は多くないと思いますが、考え事をしている、暇を持て余している時に、テーブルを指先で叩くこの行為、海外のドラマや映画で見たことありますよね。

Tap one’s fingers

Tom tapped his fingers while he was waiting for his drink.
トムは飲み物が出てくるのを待っている間、指でトントン叩いていた。

tap 「軽く叩く」「トントン・コツコツと音をたてる」という意味があります。

また、かかとを床につけたままつま先を上げたり・下げたり、床でトントンと音を立てる事を、

Tap one’s feet
と表現します。

また、靴でリズムを刻むタップダンスはまさにtapするdanceですね。

指に髪を巻き付ける
退屈しているんですか???
と聞きたくなる女性に多いこの所作を英語では、

Twirl one’s hair

She always twirls her hair.
彼女はいつも指で髪をクルクルと巻き付けています。

Twirl 「(指先で)くるくる回す」「物をいじくりまわす」
という意味があります。



イスにふんぞり返って座る
偉そうな座り方ですね。
日本と同じく、欧米でもあまり行儀のよい座り方ではないようです。

Lean back in one’s chair

He leaned back in his chair.
彼は椅子にふんぞり返って座っていた。

Lean は通常の姿勢から何かにもたれかける、上体をそらす、もしくは前にかがむ状態を言います。


癖を英語で表現
腕を組む
考え事をしている時によくみられる癖ですが、腕を組む所作は日本ほどではなくても、海外でもビジネスシーンでもあまり適切ではないようです。

Cross one’s arms

Tom is crossing his arms.
トムは腕を組んでいます。

Cross「横切る・渡る」「交差する」
Armsと腕が複数形になっているため、両腕を交差させるという動作になります。


手を組む
人と真剣に話をする時に、手のひらを合わせて指を組む所作。

Clasp one’s hands

He clasped his hands on the table while negotiating the price.
価格の交渉をしていたる間、彼は手を組んでいた。

Clasp は「しっかりと握る」「抱きしめる」という意味があります。


脚を組む
日本人にも多い脚を組む所作。腕を組むと同じように、crossを使って表現します。

Cross one’s legs

He always crosses his legs when he sits.
彼は座るときはいつも脚を組んでいる。


思わずやってしまう癖の英語表現を紹介しました。
あまり良い意味ではない癖もありますが、是非、表現の仕方を覚えてみてください。